ヨウ素(I)
ヨウ素は成人の体内に約20~30mg程度含まれているといわれ、その中の多くが甲状腺に存在しています。ヨウ素は甲状腺ホルモンのチロキシンやトリヨードチロニンの構成成分で、基礎代謝、成長、アドレナリンや成長ホルモンの働きに影響しています。
ヨウ素は甲状腺ホルモンの合成に必要不可欠なミネラルです。胎児期から小児期にかけて、ヨウ素がタンパク質合成作用に関連して身体的、精神的発達を促進し、甲状腺は副腎とともに代謝機能、体の調整にかかわっています。ヨウ素は特に海産物(海藻など)に含まれています。
必要量、所要量と許容上限摂取量
・所要量(男性、女性)
0~6か月まで : 40μg
6か月~1歳まで : 50μg
1~2歳まで : 70μg
3~5歳まで : 80μg
6~8歳まで : 100μg
9~11歳まで : 120μg
70歳~ : 150μg(男性、女性)
妊婦 : 25μg(年齢に合わせ、余分に摂取)
授乳婦 : 25μg(年齢に合わせ、余分に摂取)
0~6か月まで : 40μg
6か月~1歳まで : 50μg
1~2歳まで : 70μg
3~5歳まで : 80μg
6~8歳まで : 100μg
9~11歳まで : 120μg
70歳~ : 150μg(男性、女性)
妊婦 : 25μg(年齢に合わせ、余分に摂取)
授乳婦 : 25μg(年齢に合わせ、余分に摂取)
・許容上限摂取量(男性、女性)
6歳~ : 3mg
妊婦:3mg
授乳婦:3mg
6歳~ : 3mg
妊婦:3mg
授乳婦:3mg
期待される作用、効果
・欠乏による甲状腺疾患の予防
・欠乏による発育不全などの予防
・欠乏による発育不全などの予防
注意事項
ヨウ素は通常の食材(海藻類、魚介類など)に多く含まれる成分で、欠乏の心配はあまりありません。また、欠乏または過剰摂取の双方であっても甲状腺肥大の原因になります。ヨウ素のサプリメントなどによる健康被害などはありませんが、目安量を摂取する分には問題なく摂取ができます。
大量に摂取すると血が固まりやすくなるため、特に妊娠初期や妊娠中もしくは高齢者、抗血栓薬を服用中の方においては医師に相談するなどの注意を行い、摂取するようにしましょう。
欠乏してしまうと・・・
ヨウ素が欠乏してしまうと初期では甲状腺機能の亢進が起こります。症状が進行しますと甲状腺肥大などの原因になります。また、低血圧、無気力・無感動、慢性疲労、肥満、発育不全の原因にもなります。ヨウ素の欠乏による甲状腺腫は、鉄やビタミンAの欠乏症とともに世界の三大栄養素欠乏症と言われています。
摂取方法
食べもの:昆布、わかめ、イワシ、サバ、カツオ、ブリなど
サプリメント:ヨウ素はマルチミネラルなどと一緒になっている場合が多い。
※サプリメントの場合にはマルチミネラルでの含有が多く、併用する際には注意しましょう。
サプリメント:ヨウ素はマルチミネラルなどと一緒になっている場合が多い。
※サプリメントの場合にはマルチミネラルでの含有が多く、併用する際には注意しましょう。
参考文献
・サプリメント辞典 著者:蒲原聖可(東京医科大学客員教授・医学博士)