ビタミンA(VitaminA)
ビタミンAはレチノール、レチナール、レチノイン酸とも呼ばれています。食事に含まれているビタミンAは主に2つに分けられ、レバーや肝油など動物食品に含まれているビタミンAと緑黄色野菜などに多くふくまれているベータカロチンとがあります。
ベータカロチンはビタミンAになる前の状態(前駆体)とも言われ、体内で必要に応じてビタミンAに変換されると共に、ベータカロチン自体が抗酸化作用や抗癌作用を持つ成分です。また、ビタミンAは皮膚などの上皮組織の複雑に働き、粘膜を正常に保ちます。レチノールもベータカロチンも小腸から吸収され、肝臓に貯蔵されますが、レチノールには過剰症(頭痛、嘔吐、発疹、疲労感)があります。ビタミンAはベータカロチンでできる限り摂取したい成分ではないかと思います。
必要量、所要量と許容上限摂取量
・所要量
0~5歳まで : 1000I.U.(男性、女性)
6~8歳まで : 1200I.U.(男性、女性)
9~11歳まで : 1500I.U.(男性、女性)
12歳~ : 2000I.U.(男性)/1800I.U.(女性)
妊婦 : 200I.U.(年齢に合わせ、余分に摂取)
授乳婦 : 1000I.U.(年齢に合わせ、余分に摂取)
0~5歳まで : 1000I.U.(男性、女性)
6~8歳まで : 1200I.U.(男性、女性)
9~11歳まで : 1500I.U.(男性、女性)
12歳~ : 2000I.U.(男性)/1800I.U.(女性)
妊婦 : 200I.U.(年齢に合わせ、余分に摂取)
授乳婦 : 1000I.U.(年齢に合わせ、余分に摂取)
・許容上限摂取量(男性、女性)
0~11歳まで : 4000I.U.
12歳~ : 5000I.U.
妊婦、授乳婦 : 5000I.U.
0~11歳まで : 4000I.U.
12歳~ : 5000I.U.
妊婦、授乳婦 : 5000I.U.
期待される作用、効果
・皮膚や粘膜の機能維持
・免疫機能や生殖機能の維持
・網膜の機能維持
・免疫機能や生殖機能の維持
・網膜の機能維持
参考情報
・ビタミンAと骨折の危険性
スウェーデンで追跡期間を設け、49歳~51歳までの男性で研究を行った結果、サプリメントや食事からの摂取がない場合でも血液中のビタミンA濃度が高い場合には骨折をしやすくなる恐れがあるということが発表されています。
(参考文献:Serum retinol levels and the risk of fracture.)
スウェーデンで追跡期間を設け、49歳~51歳までの男性で研究を行った結果、サプリメントや食事からの摂取がない場合でも血液中のビタミンA濃度が高い場合には骨折をしやすくなる恐れがあるということが発表されています。
(参考文献:Serum retinol levels and the risk of fracture.)
1980年に始まったハーバード大学で72337名を対象に18年間の大規模研究を行った結果、レチノールを多く含むサプリメントなどを長期間摂取する事によって女性の股関節骨折や骨粗鬆症の危険性を40%高める恐れがあることが発表されています。
(参考文献:Vitamin A intake and hip fractures among postmenopausal woman.)
(参考文献:Vitamin A intake and hip fractures among postmenopausal woman.)
・栄養機能食品の場合、表示してもよい内容
1.ビタミンAは、夜間の視力の維持を助ける栄養素です。
2.ビタミンAは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
1.ビタミンAは、夜間の視力の維持を助ける栄養素です。
2.ビタミンAは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
・栄養機能食品の場合、表示しなければならない内容
1.本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
2.1日の摂取目安量を守ってください。
3.妊娠3ヶ月以内又は妊娠を希望する女性は過剰摂取にならないよう注意してください。
(ただし、3についてはベータカロチンの場合は記載する必要はありません。)
1.本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
2.1日の摂取目安量を守ってください。
3.妊娠3ヶ月以内又は妊娠を希望する女性は過剰摂取にならないよう注意してください。
(ただし、3についてはベータカロチンの場合は記載する必要はありません。)
注意事項
ビタミンAは通常の食材に由来している成分で、特に問題となる健康被害や副作用はないといわれていますが、脂溶性ビタミンの一種である為、脂肪の様に体内に蓄積されるので、摂取量に注意が必要です。また、医薬品との併用については一部ではありますが、医薬品との相互的な作用を示すデータがあるようですので、相談してから摂るのが良いと思います。
欠乏してしまうと・・・
欠乏してしまうと暗い所で視力低下(夜盲症)を引き起こしたり、皮膚や粘膜にも異常を生じる原因になります。
摂取方法
食べもの:鶏・豚・牛のレバー、アンコウ、ウナギの肝、アナゴ、ホタルイカ、西洋カボチャなど
サプリメント:ベータカロチンはサプリメントでも摂取することが可能です。
※サプリメントの場合にはマルチビタミンでの含有が多く、併用する際には注意しましょう。
サプリメント:ベータカロチンはサプリメントでも摂取することが可能です。
※サプリメントの場合にはマルチビタミンでの含有が多く、併用する際には注意しましょう。
参考文献
・サプリメント辞典 著者:蒲原聖可(東京医科大学客員教授・医学博士)
・サプリメントエビデンスブック 著者:久保明(東海大学医学部教授 高輪クリニック院長))
・サプリメントエビデンスブック 著者:久保明(東海大学医学部教授 高輪クリニック院長))