モリブデン(Mo)
モリブデンは肝臓や腎臓などで、いくつかの酵素(硝酸、亜硫酸還元酵素、アルデヒド酸化酵素など)を助けたり、薬、異物などの代謝にも関与しています。鉄分の利用を促進するため、貧血などの予防にも貢献しています。また、尿酸の代謝に関与している成分といわれ、高尿酸血症などの予防にも有用です。
モリブデンはアフリカ、中国などの土壌や飲料水の中にモリブデンが少ない地域では食道がんの発生率が高いといわれていることもあり、抗ガン作用の可能性にも期待が高まっています。また、銅代謝を改善するため、銅代謝が原因といわれているウィルソン病にも治療として用いられています。
必要量、所要量と許容上限摂取量
・所要量
1~2歳まで : 6μg(男性、女性)
3~5歳まで : 8μg(男性、女性)
6~8歳まで : 12μg(男性、女性)
9~11歳まで : 15μg(男性、女性)
12~14歳まで : 20μg(男性、女性)
15~69歳まで : 30μg(男性)/25μg(女性)
70歳~ : 25μg(男性、女性)
3~5歳まで : 8μg(男性、女性)
6~8歳まで : 12μg(男性、女性)
9~11歳まで : 15μg(男性、女性)
12~14歳まで : 20μg(男性、女性)
15~69歳まで : 30μg(男性)/25μg(女性)
70歳~ : 25μg(男性、女性)
・許容上限摂取量(男性、女性)
1~2歳まで : 60μg
3~5歳まで : 80μg
6~8歳まで : 120μg
9~11歳まで : 150μg
12~14歳まで : 200μg
15~69歳まで : 250μg
70歳~ : 200μg
妊婦:250μg
授乳婦:250μg
3~5歳まで : 80μg
6~8歳まで : 120μg
9~11歳まで : 150μg
12~14歳まで : 200μg
15~69歳まで : 250μg
70歳~ : 200μg
妊婦:250μg
授乳婦:250μg
期待される作用、効果
・鉄の利用によって貧血の防止に貢献
・銅の排せつを促進する
・抗ガン作用
・ウィルソン病に対する治療効果
注意事項
モリブデンは通常の食材に由来している成分で、特に問題となる健康被害や副作用はないといわれています。安全性が高いといわれ、目安量を摂取する分には問題なく摂取ができます。
欠乏してしまうと・・・
明らかな欠乏症などについては報告されてはいませんが、欠乏することで貧血、疲労、高尿酸血症、精力減退、脳障害、発育不全などが起こるといわれています。
摂取方法
食べもの:牛レバー、牛乳、チーズ、ヨーグルト、ヒジキ、納豆など
サプリメント:モリブデンはマルチミネラルなどと一緒になっている場合が多い。
s ※サプリメントの場合にはマルチミネラルでの含有が多く、併用する際には注意しましょう。
サプリメント:モリブデンはマルチミネラルなどと一緒になっている場合が多い。
s ※サプリメントの場合にはマルチミネラルでの含有が多く、併用する際には注意しましょう。
参考文献
・サプリメント辞典 著者:蒲原聖可(東京医科大学客員教授・医学博士)